基礎細胞生物学
著者のことばから:これまでにも“細胞生物学”や“分子細胞生物学”の名を冠した成書が洋書を中心に多数出版されているが,実は初学者を対象としたものがほとんどなかったというのが実情である.本書は高校を卒業した学生が,“細胞について基礎的なことをもっと知りたい”,“本格的な細胞生物学学習のための基礎固めをしたい”というときに最適の一冊である.他の本格的な成書に比べると,基礎的内容の記述に関する部分を多めにとり,高校生レベルの基本的な知識があれば,ある程度は理解できるようなつくりになっている.発展の著しい分子的理解に関する新知見も取入れ,図をできるだけ使って視覚的に理解できるようにもし,メモやコラムといった囲み記事も豊富に挿入し,メリハリの効いたものに仕上がったのではないかと自負している.
第Ⅰ部 細胞生物学の基礎
1、生物と細胞/2、細胞の構造/3、細胞に含まれる物質/4、情報高分子(1):アミノ酸とタンパク質/5、情報高分子(2):ヌクレオチドと核酸
第Ⅱ部 代謝:生体内化学反応
6、酵素/7、異化とエネルギー代謝/8、生体分子の合成/9、光合成
第Ⅲ部 遺伝情報の保存と利用
10、DNA複製/11、転写の調節:RNA合成の調節/12、転写後修飾とRNAの機能/13、タンパク質合成/14、タンパク質の局在化, 成熟, 分解
第Ⅳ部 細胞の増殖
15、ゲノムの構成/16、染色体とクロマチン/17、細胞周期の駆動/18、細胞周期の監視/19、有糸分裂/20、減数分裂/21、細胞の死
第Ⅴ部 細胞の基本機能
22、細胞外マトリックスと細胞間相互作用/23、細胞膜と膜輸送/24、細胞小器官間輸送/25、核/26、細胞骨格と細胞運動/27、細胞間シグナル伝達と受容体/28、細胞内シグナル伝達
第Ⅵ部 細胞の分化とがん化
29、分化・再生と幹細胞/30、神経系の細胞と神経機能/31、がん細胞
1、生物と細胞/2、細胞の構造/3、細胞に含まれる物質/4、情報高分子(1):アミノ酸とタンパク質/5、情報高分子(2):ヌクレオチドと核酸
第Ⅱ部 代謝:生体内化学反応
6、酵素/7、異化とエネルギー代謝/8、生体分子の合成/9、光合成
第Ⅲ部 遺伝情報の保存と利用
10、DNA複製/11、転写の調節:RNA合成の調節/12、転写後修飾とRNAの機能/13、タンパク質合成/14、タンパク質の局在化, 成熟, 分解
第Ⅳ部 細胞の増殖
15、ゲノムの構成/16、染色体とクロマチン/17、細胞周期の駆動/18、細胞周期の監視/19、有糸分裂/20、減数分裂/21、細胞の死
第Ⅴ部 細胞の基本機能
22、細胞外マトリックスと細胞間相互作用/23、細胞膜と膜輸送/24、細胞小器官間輸送/25、核/26、細胞骨格と細胞運動/27、細胞間シグナル伝達と受容体/28、細胞内シグナル伝達
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