ホーム > 有機金属化学の最前線(現代化学増刊44)

有機金属化学の最前線(現代化学増刊44)

多様な元素を使いこなす

目次

第Ⅰ部 高周期元素化合物の結合と構造
1.高周期元素の特徴
2.低配位典型元素化合物の化学
3.高配位典型元素化合物の化学:構造と安定性
4.典型元素-遷移金属錯体の化学
第Ⅱ部 高周期典型元素化合物の化学
5.B-CおよびSi-C結合形成の新展開
6.求核的なホウ素化合物:ボリルアニオン
7.高配位ケイ素化合物を用いた有機合成反応
8.14~16族高周期典型元素化合物の機能
9.高周期典型元素π共役系化合物
10.ヘテロ元素間σ結合の機能
第Ⅲ部 高周期金属化合物の化学
11.遷移金属クラスターの化学
12.遷移金属クラスターの反応化学と触媒作用
13.多核金属錯体の機能:分子磁性材料とスイッチング材料
14.多核遷移金属錯体の構造制御
15.多核金属錯体の生体機能
16.金属ナノクラスターの化学

このページのトップへ

内容説明

編者のことばから:有機金属錯体に代表される高周期元素の分子性化合物は,触媒化学や材料科学などと密接に関連して有用であり,この領域における近年の発展にはめざましいものがある.従来の有機化学では,高周期元素が典型元素と遷移元素に区分され,それぞれ有機ヘテロ元素化学,有機金属化学として個別に研究されることが多かった.一方,物性や反応性の発現をつかさどる原子価軌道に着目してみると,高周期の典型元素と遷移元素には共通性が高い.そのため,両者を同じ領域で研究することの重要性が,我が国の研究者を中心に強く認識されるようになった.本書は,高周期典型元素化合物の物性,反応,機能や遷移金属錯体,クラスターなどの最先端の研究について教育的な観点からまとめたものである.本書の刊行により,有機元素化学の面白さと重要性が次代を担う若手研究者や大学院学生に幅広く浸透し,世界を先導する新物質・新反応・新機能の開拓へと展開されていくことを願う.

このページのトップへ