生物学の基礎

著者のことばから：大学に入って生物学をはじめて学ぶ人を対象に，楽しく学ぶというノリで，興味をもって読んでいける生物学の教科書をめざして書き始めた．自分の体におこっていることや，身近な題材をなるべく取りあげながら，生物学の基本的かつ重要な事項を理解できるように書いたつもりである．また，たくさんのことを詰め込むのではなく内容を整理し，網羅的になることを避け，全体を通して読めば，生物学的な「ものの見方」が自然に身につくように努めた．本書を通じて生物学の面白さを知っていただければとてもうれしい

 

 

主要目次：生物学への短い序章／水と生命の惑星・地球／生物は細胞から，そして分子からなる／タンパク質が生命現象の鍵となる／遺伝子がアミノ酸の並び方を決める／DNAは生命の設計図／生きるにはエネルギーが必要／細胞は増え，個体が生まれる／突然変異は必ずおこる／環境への適応と生物の多様性／環境の中で生きるための戦略／宇宙船地球号で共に生きる／生命にかかわる科学・技術