試し読み
ヒッグス粒子
神の粒子の発見まで
訳者のことばから:本書は,「この世界が何からできていて,そして何故そうなっているのか」という疑問に対し,物理学者達がこれまで約100年間にわたり,紆余曲折を経て,到達した理解について解説した書物である.その現在の到達点は,標準モデルと呼ばれる素粒子理論であるが,本書はこの理論が作り上げられるまで(第一部 発明)と,それが実験的に確かめられてゆく過程(第二部 発見)の二部構成からなる.どちらも関与した人々の苦労,競争,苦悩,情熱,喜びに満ちた感動のドラマが満載の歴史物語でもある.この壮大な物語は,1915年の静かなドイツの大学町ゲッティンゲンから始まり,2012年7月4日のジュネーブでクライマックスを迎え,終わる.
原著名:Higgs:The Invention and discovery of the"God Particle" |
主要目次:プロローグ:形と実体/Ⅰ.発明(論理的考えの詩 /言い訳にもなっていない/それは人にはまったく理解されないだろう/正しい考えを間違った問題に適用すること/それは私にはできます)Ⅱ.発見(見え隠れする中性カレント/それはWに違いない/深く投げろ/すばらしい瞬間/シェークスピアの問い) /エピローグ
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