科学者・技術者のための英語論文の書き方

国際的に通用する論文を書く秘訣

科学者・技術者のための英語論文の書き方
著者 R. Lewis
N. Whitby
E. Whitby
ジャンル 語学(英語)
出版年月日 2004/01/22
書店発売日 2004/01/22
ISBN 9784807905669
判型・ページ数 B5 ・ 236ページ
定価 2,860円(本体2,600円+税)
在庫 在庫あり

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豊富な英文添削経験から日本人英語の欠点を知り抜いた3人の米国人科学者によって,国際的に通用する英語論文はどのように書けばよいかが丁寧に解説されている.初めて論文を書く人にも,何度も書いた経験のある人にも役立つ1冊である.

主要目次:
第I部 基本編
  1章 よい科学論文を書くための五つの要素(科学論文の歴史/年ごとに重要性を増す科学論文/科学論文の特徴/論文を書く上での五つの要素)
  2章 執筆計画の立て方(執筆計画書を使う/機械的に記入できる項目/考えて記入する項目/投稿規定の再確認)
  3章 科学論文の基本構成(論理と構成/科学論文の基本構成/英語自体より論理のほうが大切である/Outlineをつくる/Paragraphの基本構造/なぜ出だしの文章が大事なのか/本論の構成/結びの文章/Paragraphの文章量/Paragraphの具体例/Paragraph同士の連結)
  4章 タイトル、著者リスト、謝辞の書き方(タイトルの機能/よいタイトルのつけ方/タイトルでの大文字の使い方/著者リストのつくり方/貢献度の決め方/著者名の書き方/住所の書き方/謝辞の書き方)
  5章 Introductionの書き方(Introductionの役割/Introductionに何を書くか/Introductionの内容と分量/Objectiveの書き方/Backgroundの書き方/Methodologyの書き方/結果と結論の書き方)
  6章 Methods Sectionの書き方(「再現性」が大事/できるだけ具体的に書く/読者の立場で読み直す/Methods sectionのスタイル/論理性も考慮する/Materialsの書き方/Methodsの具体例)
  7章 Results Sectionの書き方(Resultsは科学論文で最も大事なSectionである/Resultsを書くときの注意点/Resultsのスタイル/必要なことだけを書くために/ResultsとDiscussionは一緒にはしない/記載する結果の範囲/Resultsの具体例)
  8章 Discussion Sectionの書き方(書く前の心構え/文法上の注意点/書くときの注意点/スタイルの問題/Discussionの具体例)
  9章 Reference Sectionの書き方(Referenceの役割/文献を選ぶ基準/文献の管理/Reference Sectionのスタイル/Referenceの具体的な記載方法/Name ane Year System/Alphabet-Number System/Citation Order System)
  10章 Abstractの書き方(Abstractの役割/Abstractには何を書くか/AbstractとIntroduction/Abstractの具体的な書き方/AbstractとSummaryの違い/Abstractの具体例)

第II部 実践英語用法編
  11章 科学論文を書く上で役立つ英文法(シンプルな文章を心がける/一つの文章の長さはどれくらいがよいか/構文上の誤りを防ぐ方法/単数形と複数形/過去形と現在形/能動態と受動態)
  12章 文意を明確にする言葉の使い方(文意を明確にする言葉/使い方に注意が必要な言葉/使い方を間違えやすい言葉/シンプルな言葉づかいを心がけるために)
  13章 冠詞の使い方("The"の使い方/"A"、"An"の使い方)
  14章 いろいろな句の使い方(準動詞句(分詞句、動名詞句、不定詞句)の使い方/複合名詞の使い方)
  15章 句読点などの使い方(句読点の基本的な使い方/ピリオドの使い方/コンマの使い方(1):項目を区切る/コンマの使い方(2):複数の形容詞を区別する/コンマの使い方(3):前置きの言葉や句、節を示す/コンマの使い方(4):独立節とコンマ/コンマの使い方(5):読みやすくするために区切る/コロンの使い方/セミコロンの使い方/ハイフンの使い方/ダッシュの使い方/アポストロフィーの使い方/引用符の使い方)
  16章 略語の使い方(なぜ略語を使うのか/略語の多用は文章を難解にする/略語を使わずに済ませる方法/タイトルには略語を使わない/文章の最初には略語を使わない/略語と冠詞/よく使われる略語)

第III部 Visual作成とコンピューターの活用編
  17章 科学論文におけるVisualの役割(Visualを作成する際に心がけること/Visualの利点/Visualの種類/Visualを作成する際の一般的な注意点/表を作成する/グラフを作成する)
  18章 コンピューターの活用(コンピューターとソフトウェアの進歩/研究活動とコンピューター/執筆作業とコンピューター/基本的な機能と使い方/ユーティリティー機能/執筆補助機能/複雑な書式の文書をつくる際に便利な機能/他の有用なソフトウェア/共同執筆の際に使う機能/インターネットの利用/そのほかのソフトウェア/コンピューターを上手に使えば執筆効率もあがる)

第IV部 執筆作業編
  19章 執筆作業に入る前の準備(四つの基本的段階/準備は入念に/提出先を決める/Story Boardの活用)
  20章 執筆作業を効率的に進める(第一段階:Writing Stage/第二段階:Rewriting Stage/第三段階:Revising Stage/第四段階:Editing Stage)
  21章 論文を雑誌へ投稿する(投稿は単に「送る」だけではない/投稿作業は、どこに投稿するかを決めたときから始まる/投稿規定に従う/雑誌側の立場に立つ/添え状を作成する)
  22章 論文の出版プロセス(論文の審査/査読者の役割/論文の審査基準/査読システムについて/編集者が決定する掲載の可否/論文の修正/雑誌の製作プロセス/出版には多くの人がかかわる)

第V部 サバイバル編
  23章 効果的な論文を書くためのサバイバル英語(読者の立場に立って書く/Simple is best/効果的な文章構造/この章のまとめ)
  24章 研究の目的と意義を読者に伝える(研究の目的と意義を読者に伝える/INSルールの適用例/この章のまとめ)
  25章 明快な文章を書くには(Simple is bestを適用した文章例/Simple is bestに基づいた編集の具体例/この章のまとめ)
  26章 タイトルは正確かつ簡潔にする(よいタイトルとは/簡潔で明快な言葉づかい/よいタイトルをつくる/タイトルの改善例/長さを限定する/論文の主題を最初に示す/この章のまとめ)
  27章 誤用の多い言葉と誤解を生みやすい言葉(読者の立場に立って書く/誤用の多い言葉トップ10/この章のまとめ)
  28章 一貫性のある論文を書く(一貫性は明快な論文の基本である/統一すべき10の事項/この章のまとめ:論文に一貫性をもたせるためのチェックリスト)
  29章 パラレリズムを論文に取入れる(パラレリズムとは/文法的な間違いもパラレリズムで救われる/パラレリズムのタイプ/論文構造におけるパラレリズム/リストにおけるパラレリズム/実験方法の記述などでのパラレリズム/比較や対比におけるパラレリズム/パラレリズムを用いる際の注意/この章のまとめ)
  30章 一つのParagraphには一つの話題を記述する(よいParagraphとは/どうすればよいParagraphになるのか/いかにしてよいParagraphを組立てるか/Paragraph作成の際のチェック項目/この章のまとめ)
  31章 研究の基本要素の関係を明確にする(基本的な関係が論文の中核/基本的な関係を明確に記述する秘訣/この章のまとめ)
  32章 能動態と受動態、人称の使い方(動詞の態や人称は論文の強調点を正しく理解する助けとなる/動詞の態は文章の焦点を決める/人称は動作の主体を明確にし、強調する/時代とともに変わる態や人称の使い方/焦点は動作主か受け手か/受け手に焦点を当てるときは受動態を使う/動作主が焦点のときは能動態を使う/注意:"It"と"There"の落とし穴/一人称代名詞を使うべきか/従属節も同じ基準に従うのか/この章のまとめ)
  33章 正しい時制を使う(時制は書き手の研究を読者が正しく位置づける助けとなる/過去形にするか現在形にするか/過去形はどんなときに使うか/現在形はどんなときに使うか/この章のまとめ/サバイバル編のまとめ)

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