感染症とどう闘うか(科学のとびら45)

感染症とどう闘うか(科学のとびら45)

SARSや鳥インフルエンザ、O157‥‥つぎつぎに襲いかかってくる感染症と“どう闘かうか?”を考える。

著者 清水 文七
ジャンル よみもの
薬学・医学  > 免疫学・微生物学
シリーズ 科学のとびら
出版年月日 2004/12/10
ISBN 9784807912858
判型・ページ数 B6 ・ 160ページ
定価 1,320円(本体1,200円+税)
在庫 在庫あり

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人類は、感染症との闘いの長い歴史の中で、細菌やウイルスの生態を知り、それを迎え撃つ免疫の仕組みについて学んだ。
そのおかげで、抗生物質を発見し、ワクチンを発明し、感染症の脅威を一つずつ克服して来た。敵を知り、己を知った成果である。しかし、SARSやトリインフルエンザ、O157…と感染症はつぎつぎに襲いかかって来る。本書では、感染症との闘いの新局面を迎え、“どう闘うか?”を考える。

主要目次:
第1章 変遷する感染症
 スペインかぜとインフルエンザ
 スペインかぜの遺伝子を復元
 トリインフルエンザのヒトへの感染
 SARS(サーズ)の出現
 SARSは新たに出現したウイルスによる
 北米大陸に侵入した西ナイルウイルス
 どのようにしてアメリカ大陸に侵入したのか
 日本に定着したO157菌
 O157は伝染性感染症をひき起こす
 院内感染の恐怖
 薬剤耐性菌の出現
 日和見感染症の増加

第2章 細菌の多様化と繁栄
 最近は動物でも植物でもない
 古細菌の再発見
 細菌を染め分ける
 細菌のなわばり
 細菌のストレス対応策
 細菌の集団生活
 遺伝子の交換
 薬剤耐性プラスミド
 細菌の毒素
 無菌の空間

第3章 病原体との戦い
 生体防御
 メチニコフの発見
 免疫系の働き
 知らせの分子:サイトカイン
 細菌感染の現場で活躍する免疫系の細胞
 リンパ球
 抗体の役割
 Tリンパ球の活躍
 ウイルス感染細胞を攻撃するキラーTリンパ球

第4章 ウイルスとは何か
 ウイルスの正体
 ウイルスは生物でも無生物でもない
 ヒトのウイルスは動物に由来
 ウイルスの侵入門戸
 細胞内侵入
 ウイルスは宿主細胞機能を使って増殖する
 ウイルスの病原性
 ウイルス感染とアポトーシス
 RNAワールド
 逆転写酵素をもつレトロウイルス
 レトロウイルスは遺伝子の運び屋

第5章 病原体vs知性
 PCRの発明
 イエローストーン国立公園
 バイオプロスペクター
 発がん性物質を見分ける細菌
 ポリオエンドゲーム
 ウイルスの化学合成
 ニューヨーク同時多発事件とバイオテロ
 SARSから学ぶこと
 予防は治療に勝る

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