感染症とどう闘うか(科学のとびら45)
人類は、感染症との闘いの長い歴史の中で、細菌やウイルスの生態を知り、それを迎え撃つ免疫の仕組みについて学んだ。
そのおかげで、抗生物質を発見し、ワクチンを発明し、感染症の脅威を一つずつ克服して来た。敵を知り、己を知った成果である。しかし、SARSやトリインフルエンザ、O157…と感染症はつぎつぎに襲いかかって来る。本書では、感染症との闘いの新局面を迎え、“どう闘うか?”を考える。
主要目次:
第1章 変遷する感染症
スペインかぜとインフルエンザ
スペインかぜの遺伝子を復元
トリインフルエンザのヒトへの感染
SARS(サーズ)の出現
SARSは新たに出現したウイルスによる
北米大陸に侵入した西ナイルウイルス
どのようにしてアメリカ大陸に侵入したのか
日本に定着したO157菌
O157は伝染性感染症をひき起こす
院内感染の恐怖
薬剤耐性菌の出現
日和見感染症の増加
第2章 細菌の多様化と繁栄
最近は動物でも植物でもない
古細菌の再発見
細菌を染め分ける
細菌のなわばり
細菌のストレス対応策
細菌の集団生活
遺伝子の交換
薬剤耐性プラスミド
細菌の毒素
無菌の空間
第3章 病原体との戦い
生体防御
メチニコフの発見
免疫系の働き
知らせの分子:サイトカイン
細菌感染の現場で活躍する免疫系の細胞
リンパ球
抗体の役割
Tリンパ球の活躍
ウイルス感染細胞を攻撃するキラーTリンパ球
第4章 ウイルスとは何か
ウイルスの正体
ウイルスは生物でも無生物でもない
ヒトのウイルスは動物に由来
ウイルスの侵入門戸
細胞内侵入
ウイルスは宿主細胞機能を使って増殖する
ウイルスの病原性
ウイルス感染とアポトーシス
RNAワールド
逆転写酵素をもつレトロウイルス
レトロウイルスは遺伝子の運び屋
第5章 病原体vs知性
PCRの発明
イエローストーン国立公園
バイオプロスペクター
発がん性物質を見分ける細菌
ポリオエンドゲーム
ウイルスの化学合成
ニューヨーク同時多発事件とバイオテロ
SARSから学ぶこと
予防は治療に勝る
第1章 変遷する感染症
スペインかぜとインフルエンザ
スペインかぜの遺伝子を復元
トリインフルエンザのヒトへの感染
SARS(サーズ)の出現
SARSは新たに出現したウイルスによる
北米大陸に侵入した西ナイルウイルス
どのようにしてアメリカ大陸に侵入したのか
日本に定着したO157菌
O157は伝染性感染症をひき起こす
院内感染の恐怖
薬剤耐性菌の出現
日和見感染症の増加
第2章 細菌の多様化と繁栄
最近は動物でも植物でもない
古細菌の再発見
細菌を染め分ける
細菌のなわばり
細菌のストレス対応策
細菌の集団生活
遺伝子の交換
薬剤耐性プラスミド
細菌の毒素
無菌の空間
第3章 病原体との戦い
生体防御
メチニコフの発見
免疫系の働き
知らせの分子:サイトカイン
細菌感染の現場で活躍する免疫系の細胞
リンパ球
抗体の役割
Tリンパ球の活躍
ウイルス感染細胞を攻撃するキラーTリンパ球
第4章 ウイルスとは何か
ウイルスの正体
ウイルスは生物でも無生物でもない
ヒトのウイルスは動物に由来
ウイルスの侵入門戸
細胞内侵入
ウイルスは宿主細胞機能を使って増殖する
ウイルスの病原性
ウイルス感染とアポトーシス
RNAワールド
逆転写酵素をもつレトロウイルス
レトロウイルスは遺伝子の運び屋
第5章 病原体vs知性
PCRの発明
イエローストーン国立公園
バイオプロスペクター
発がん性物質を見分ける細菌
ポリオエンドゲーム
ウイルスの化学合成
ニューヨーク同時多発事件とバイオテロ
SARSから学ぶこと
予防は治療に勝る