生物無機化学

化学と生物学の接点に位置し，急激な発展をつづける生物無機化学を，基本原理の理解によって統一的に説明している。
この分野に進もうとする学生の教科書として，また，化学，生物学のみならず医学分野の人にも興味ある書となっている。

原著名：Principles of Bioinorganic Chemistry 原出版社名：University Science Books

主要目次：生物無機化学の概観／生物無機化学の研究における配位化学の原理／生体分子の性質／生物無機化学における物理学的手法／生体中の金属含有構成ユニットの選択，吸収，集合／細胞中の金属イオン濃度の制御と利用／金属イオンによる生体分子の折りたたみと架橋／生体分子の活性中心への金属イオンと錯体の結合／電子伝達タンパク質／酸化還元反応を伴わない機構による基質の結合と活性化／原子および原子団の遷移に関する化学／金属の特殊な機能発現のためのタンパク質による制御／生物無機化学のフロンティア