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ドラッグデザイン

構造とリガンドに基づくアプローチ

著者 K.M.Merz,Jr.
D.Ringe
C.H.Reynolds
田之倉 優
小島 正樹
ジャンル 薬学・医学  > 薬学一般
出版年月日 2014/04/01
書店発売日 2014/04/01
ISBN 9784807908493
判型・ページ数 B5 ・ 304ページ
定価 6,820円(本体6,200円+税)
在庫 在庫あり

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訳者のことばから:15年はかかるといわれる創薬の期間を短縮すべく,近年では標的タンパク質と医薬品候補化合物の立体構造情報を利用する医薬品設計が使われている.さらに近年では,標的タンパク質への結合力は弱いものの薬物候補化合物の部分構造となるような小さな化合物(フラグメント化合物)を複数探索して,それらを結合することによって薬物候補化合物を得るフラグメント化合物に基づく創薬も行われるようになってきている.このような構造に基づく医薬品設計やフラグメント化合物に基づく医薬品設計には,モデリングやドッキングなども含めて,コンピューターの支援が必要不可欠である.本書は,構造生物学,計算化学の方法論,創薬への応用,という三つのカテゴリーから成り,計算化学者,メディシナルケミスト,それに構造生物学者のため,幅広いトピックに関する最新の情報を提供しており,現代の創薬を学ぶための最適の書といえる.

 

原著名:DRUG DESIGN:STRUCTURE-AND LIGAND-BASED APPROACHES
原出版社名:Cambridge University Press 2010

 

1.コンピューターによるリード化合物の創出と最適化における進展と課題

Ⅰ 構造生物学
2.構造に基づく医薬品設計におけるX線結晶学
3.フラグメント化合物に基づく,構造を指標とする創薬:戦略,工程,ヒトのプロテインキナーゼからの教訓
4.フラグメント化合物に基づく創薬におけるNMR

Ⅱ 計算化学の方法論
5.構造に基づく医薬品設計における自由エネルギー計算
6.分子動力学シミュレーションによるHIVプロテアーゼの薬剤耐性と動力学的挙動の解析
7.ドッキング:ドゥームズデー風の報告
8.構造に基づく医薬品設計における量子力学の役割
9.ファーマコフォア法
10.創薬におけるQSAR
11.創薬におけるADME特性の予測

Ⅲ 創薬への応用
12.コンピューター支援医薬品設計:タンパク質構造に基づく分子設計への実践ガイド
13.構造に基づく医薬品設計の事例:p38
14.C型肝炎NS3/4Aプロテアーゼの新規P2-P4大環状阻害剤の構造に基づく医薬品設計
15.プリンヌクレオシドホスホリラーゼを標的とした遷移状態類似体設計
16.GPCRの三次元モデリング
17.強いグリコーゲンホスホリラーゼ阻害剤の構造に基づく医薬品設計

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