試し読み
マクマリー 生化学反応機構
ケミカルバイオロジーによる理解 第2版
有機化学の基礎が、生体内で起こっている現象(反応)とどのように関係しているのかが、きわめて明快に理解できる教科書。酵素反応といえどもフラスコ中の有機反応と同じメカニズムで進んでいることが、本書を読むと当たり前のように理解できるようになる。生物と化学をつなぐのに最適のユニークな良書。
著者のことばから:本書は学生向けの教科書として企画された。有機化学の反応機構の考え方に基づいて,主要な生化学の反応機構を理解できるように試みた。個々の反応機構を有機化学でよく用いられる「矢印」で説明することに重点をおき,生体反応が化学実験室で起こる化学反応と同じ化学的原理,反応機構に従って進行することが理解できるように心掛けた。この第2版では,すべての反応機構が見直されており,さらに詳細を学びたい学生に役立つよう最近の文献を含む数百の参考文献を掲載した。
原著名:The Organic Chemistry of Biological Pathways 原出版社名:Roberts and Company (successor, W.H.Freeman and Company) |


評者:青木淳賢 東北大学大学院薬学研究科
(生化学 第90巻第5号,pp. 750(2018)
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主要目次:
1.生物化学の有機反応機構
2.生体分子
3.脂質の生合成と代謝
4.炭水化物代謝
5.アミノ酸代謝
6.ヌクレオチド代謝
7.天然物の生合成
8.生体内変換反応のまとめ
9.酵素触媒反応の化学的原理
付録
章末問題の解答
1.生物化学の有機反応機構
2.生体分子
3.脂質の生合成と代謝
4.炭水化物代謝
5.アミノ酸代謝
6.ヌクレオチド代謝
7.天然物の生合成
8.生体内変換反応のまとめ
9.酵素触媒反応の化学的原理
付録
章末問題の解答
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(本体8,800円+税)