生物有機化学　第２版

生命の活動をさまざまに操っている特に微量で生物活性を示す有機化合物，すなわち生物活性物質を中心に，生物有機化学の基礎から医薬などへの応用までを，豊富な図を用いて平易に解説．天然有機化合物を生合成と機能の二つの面から分類し系統的に説明していることも特徴．第２版では，最新の成果を取入れるとともに，教科書としての役割に配慮してより適切でわかりやすい記述を心掛けた．学部後期学生を対象とした半期の授業に適す．

　評者：東京大学大学院農学生命科学研究科　高山誠司  


　生化学 第91 巻第6 号，p. 843（2019）
評者：東京大学大学院農学生命科学研究科　永田宏次 

主要目次：
1章　生物活性物質の基礎
2章　生合成から見た生物活性物質
3章　機能から見た内因性生物活性物質
4章　機能から見た外因性生物活性物質
5章　生物活性物質化学の新展開

付録A　生物活性物質に関するノーベル賞受賞者
付録B　天然のアミノ酸の種類と構造