現代化学2021年2月号

遠隔C-H結合の活性化
澤村正也

2021年2月号掲載の，澤村正也「遠隔C―H結合の活性化」の根拠となった参考文献2報 （R. L. Reyesほか，J. Am. Chem. Soc., 141, 6817(2019); R. L. Reyesほか，Science, 369, 970(2020)） が著者により撤回されました．それに伴い，本記事も著者の申し出により撤回されました．

ガラス，液体になる金属-有機構造体
堀毛悟史

抗体と化学的イノベーション
津本浩平

理系研究室の運営技術
 ― ラボラトリーマネジメントという考え方 ―
谷口勇仁


【佐藤健太郎のこぼれ話】
ノーベル賞雑感
佐藤健太郎


【新型コロナウイルス関連ニュース】
冷静に考える新型コロナウイルス
水谷哲也


【あれ・これ】
羽ばたく国産手術支援ロボット
古郡悦子


【連載】
元素文芸館 元素が登場する文学・芸術の世界（４）
リチウム（２）
桜井　弘

はたらく分子マシン（５）
フォトクロミック分子を用いた発動分子システム
松田建児・東口顕士

アマゾンにサルを追う（10）
クモザルの音声コミュニケーション
下岡ゆき子

計算化学入門：理論化学とのスムーズな接続を目指して（11）
光吸収と発光について（２）
田中一義

周期表には載っていない元素名（11）
バイ・ニ・プア：天の金属
江頭和宏

進化のじかん
コロナ探知犬
新村芳人

大切なことは質問をやめないことだ！
日本の化学の明日はどっちだ？後編
ムーンショットからナイスショットへ
有賀克彦

宇宙論へのいざない（27）
ダークマターの正体は？
佐藤勝彦

カフェ・シミック Café Chimique（23）
コーヒーの甘味？
旦部幸博

結晶美術館（98）
結晶中の不純物粒子
田中陵二

【FLASH】
・水道管が飲料水を汚染？
・宇宙空間で岩石から金属を得る
・正確なルートを走る分子マシン
・恐竜が見たホタルの光が甦る
・アルカンの末端C-H結合を切る

【化学かわらばん】
・「はやぶさ2」が世界初の快挙(JAXAプレスリリース)
・指先にかかる力を記述する(S. Leeほか，Science, 370, 966(2020))
・睡眠と認知機能はやはり関係あった(I. Djonlagicほか，Nat. Hum. Behav., DOI:10.1038/s41562-020-00964-y)
・迫りくる影の恐怖(J. Kimほか，Sci. Adv., 6, eabc9920(2020))
・新種発見！国産ゴキブリ(S. Yanagisawaほか，Zoological Science, DOI:10.2108/zs200048)
・エベレストにもマイクロプラスチック(I. E. Napperほか，One Earth, 3, 621(2020))

【セキララかがく】
ラーメンの計測

【ほん】
ミースフェルド生化学